【コラム】店舗併設の住まいを建てるときのポイントと実例
Category:高性能住宅/よねすぎの家/賢い家
こんにちは、よねすぎの家です。
せっかくマイホームを建てるなら、「夢だった美容室を自宅に併設させたい」「ネイルサロンを開きたい」「今あるお店と新しく建てる住まいを一緒の建物にしたい」など、住まいと店舗を併設した家づくりを検討する方もいらっしゃるかもしれません。
店舗併設住宅は、一般的な家づくりとは違って、さまざまな点に気をつける必要があります。動線設計や間取り、外観デザインなど、生活と業務をスムーズに進めるための家づくりの工夫とは一体どんなものがあるのでしょうか。今回は、家づくりのプロの視点から、店舗併設住宅を建てる際のポイントと実例についてご紹介します。
■申請関係の確認
まず、住まいと店舗を併設させたい場合には、建築予定地の用途地域について必ず確認しておきましょう。というのも、閑静な住宅環境を守るため、住宅地の中に店舗が建築できないことがあります。
例えば、第一種低層住居専用地域の場合。
店舗併設住宅を建てる際には、「非住居部分(店舗)の床面積が、50㎡以下」かつ「非住居部分(店舗)の床面積が、延床面積の2分の1未満」などの制約があります。
また、第一種低層住居専用地域に店舗併設住宅を建てるには、事務所や喫茶店、美容室、クリーニング店など、どんな店舗かなども、細かく法律で決められています。
■動線設計と間取りの工夫
店舗と住居が併設される場合、とても大切になってくるのが動線設計です。
例えば、美容室などの店舗を併設する場合、店舗部分と住宅部分の入り口を分けることで、顧客と家族の動線が交わらないようにすることができます。一般的には、店舗の玄関と住居の玄関を分け、住居に入るには事務所を通る設計が望ましいとされています。
住居と店舗の入り口を分けることで仕事とプライベート空間が明確に分かれ、プライバシーや安全の確保などにつながります。何よりも、オンとオフの切り替えがしやすくなる点が嬉しいですよね。
実際によねすぎの家で建てた美容室では、店舗部分と住居部分に異なる玄関を設け、店舗を通らなくても住居に入れるように設計されています。このようにすることで、顧客と家族の動線が交わることなく、快適な生活と業務が可能になります。また、住宅部分の窓の高さを調整することで、プライバシーを確保しつつ、採光や通風のバランスを取る工夫も行われています。
■外観デザインのバランス
店舗併設住宅を建てる場合には、外観デザインにも注意が必要です。
それぞれの部分が調和しながらも、機能性を損なわないようにしなければいけません。
また、外壁の材質や色は、店舗と住居が自然に調和するような組み合わせを選ぶと、とても雰囲気がよくなります。
■ローンの借り方も作戦を!
店舗併設住宅を建てる際、ローンの借り方にも注意が必要です。
一般的には、住宅ローンと事業ローンを併用することが多く、それぞれの見積もりを分けるなどの対応が求められます。
見積もりを分けるのはなかなか大変なので、店舗併設住宅の実績がある工務店に相談することで、段取り良くローン関係の申請も進められるでしょう。
また、店舗設計を専門とする工務店はたくさんありますが、こうした業者はコストを抑えることに重点を置くケースが多く、お店空間を作るための内装工事は仕事が早い一方で、品質にムラがあることもゼロではありません。
対して、よねすぎの家は、住まいの長期的な快適性を重視し、店舗設計にも細やかに対応しています。お客様との綿密な相談を通じて、動線設計や断熱性など、店舗と住まい双方のニーズにしっかりと応えた提案を行っているため、安心して任せられるのです。
――店舗併設の住まいを建てる際には、申請関係や動線設計、外観デザインなど多くのポイントに注意が必要です。実際の事例を参考にしながら、生活と業務が快適に行えるような設計を心がけましょう。
よねすぎの家は、住宅だけでなく非住宅の設計や施工も得意としている工務店。
専門知識を活かして申請関係やローンの手続きもサポートできます。
▼よねすぎの家 お客様の声はコチラ
https://www.yonesugi-home.com/voice/