【家づくりコラム】吹き抜けのデメリットを解消する方法について
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こんにちは、よねすぎの家です。
明るく広々としたリビングを実現する方法として、人気の吹き抜け。
吹き抜けはメリットがある一方で、冷暖房が効きにくい、音が伝わりやすいなどのデメリットもあります。
そこで今回は、吹き抜けのデメリットとその解消法をご紹介します。
■冷暖房が効きにくい
暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する性質があります。
そのため、吹き抜けにすると、夏場は2階が暑く、冬場は1階が冷えやすくなります。
解消法1)住まいの気密性・断熱性を高める
住まいの気密性・断熱性を高めると、外気の影響を受けにくくなるため、冷房の効きが良くなります。
新築する際に壁や床に断熱材を入れ、隙間なく施工してもらいましょう。
解消法2)シーリングファンを設置する
シーリングファンとは、天井に設置するファン(扇風機)のことです。
室内の空気をかき混ぜるため、室温のムラが小さくなり、暑さ・寒さを感じにくくなります。
2階から掃除用具が届く場所に設置しておくと、その後のメンテナンスも楽々です。
■音が響きやすい
吹き抜けがあると、リビングの生活音が2階に響きやすくなります。
解消法1)間取りを工夫する
書斎や寝室など、静かに過ごしたい部屋は、吹き抜けから距離を取りましょう。
解消法2)防音性を高める
リビングに近い部屋のドアや壁を、防音仕様のものにしましょう。
ドアは、引き戸よりも開き戸のほうが隙間が小さく、防音性が高くなるといわれていま
す。
■ニオイが広がりやすい
オープンな吹き抜けは、キッチンで料理した際のニオイを家中に広げる可能性があります。
解消法1)適切な場所に排気口を整える
キッチンやリビングなど、適切な場所に排気口を設けることで、新鮮な空気が循環し、気になるニオイを解消できます。
解消法2)キッチンを区切る
キッチンを垂れ壁で区切ったり、半個室にしたりすると、ニオイや煙などが部屋に充満しにくくなります。
■夜は室内が暗い印象になりやすい
吹き抜けの天井部分だけに照明をつけていると、1階にまで十分な光が届かず、夜間は室内が暗い印象になることがあります。
解消法)壁にも照明を付ける
1階の天井高と同じくらいの高さの壁に、スポットライトやブラケットライトを付けましょう。そうすることで、夜間も採光を確保できます。
さらに、温かみのある色合いの間接照明をうまく取り入れると、心落ち着く空間を演出できます。
■耐震性能が下がる
床は耐震性能上、重要な役割を担っています。
そのため、吹き抜けによって床面積が減ると、一般的に耐震性が低くなるといわれています。
解消法)設計や工法を工夫する
耐震性能に優れた家づくりをしている住宅会社の設計や工法を採用することで、耐震強度は高められます。吹き抜けをつくりたいときは、事前に位置や面積をよく検討し、緻密な構造計算によって耐震性を算出してもらいましょう。
家づくりで吹き抜けをご検討の方も、実績が豊富なよねすぎの家までお気軽にご相談ください。
次回もお楽しみに!